2012年08月30日

J2第31節 カターレ富山(熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)8月26日(日) 19:00キックオフ


最高の一夜


台風の影響か所々に厚い雲、風も若干ある。
長い列の中で開門を待っていると、スタジアムのホーム側に大きくて綺麗な虹。
これからハッピーな事が起きるんじゃないかと思うほどに見事なものだった。

水曜、そして日曜と連続で迎えるホーム戦。
勝ちきれなかった水曜日、今節は動員が掛かっているということもあって必勝を期する一戦。
相手は富山。奇しくも昨年の大動員試合と同じ相手、その時は何とか引き分けに持ち込むのが精一杯だった。
それもあって、今日こそは。

若干遅い開門から急いで幕を張る作業を経て、スタグル広場へ向かうと活気に満ち溢れていた。
夏休み最後のホームゲームということもあって、子供たちがカキ氷に長蛇の列を作っていて、浴衣姿の女性もチラホラ見受けられた。先日夏祭りに行ったのだが、まさにそんな感覚に。

大賑わいのスタグル広場からスタンドに戻ると飛び込んできたのは富山サポーター席の「残留」という大きな二文字。
今年の終わりからいよいよそのレギュレーションが適用されるかもしれない。頭で分かってはいたが、その二文字を見ると少し足がすくむような感じがした。
だが勝負事。残り少ない節に勝負を掛けるのは熊本も同じ。負けるわけにはいかない。

さすがに動員試合、ゴール裏は程よく埋まっていて声も出ている。
試合前、コールリーダーからメインスタンドとバックスタンドに挨拶、そして一緒にロアッソ熊本コールを促す。手拍子がいつもより大きく反響して帰ってくる。
いい雰囲気を創り出すにはもってこい。しっかりとホーム感を出して後押しをしていこう。

試合のほうは、序盤から20分過ぎまで相手のハイプレスに苦しむ、というよりペースを合わせ過ぎてなかなかチャンスを作れない。
逆にセットプレイを中心にピンチを招くがGK南のファインセーブなどでこれを跳ね返すと徐々にプレスのギャップを突けるようになる。

先制点はカウンターからの流れ、左サイドで溜めを作って武富が中に切れ込む。相手が辛うじてクリアしたところを養父が拾ってシュートモーション、相手のブロックを切り返して左足を振り抜き右隅に突き刺す!
向こうエンドながら決めたのが養父とハッキリ分かるその得点にスタジアムはドッと沸いた。
みんな養父の得点が嬉しくて笑顔でタオマフを回す。

先制ゴールの余韻の中、またも左サイドから今度は片山。DFを交わしてPA内進入!というところで後ろからファウルを受けてあわやPKと思われたが判定はギリギリ外。
セットプレイで獲れたら楽になるのにな、考えていたところ、養父がゴール前に蹴り込まず横パス、走り込んで来た片山が自ら貰ったファウルを追加点に結びつけた!
連続ゴールにスタジアムのテンションはいい雰囲気に。

後半になってもサイドから崩しに掛かり攻撃の手を緩めない。
カモンロッソのチャントで選手達をこちらのエンドに呼び込む。
だが相手にシュートまでいかれるシーンが目立ってきた。
何とか踏ん張っている所に全治4週間と診断された北嶋が早くもピッチに送りこまれるとボールの回りがまた活性化し、相手陣内で時間を使えるように。

終盤に仲間が投入されてクローズに掛かる。
その仲間が残り短い時間で躍動。
バイタルエリアでボールを受けると切れ込んで加速、DFを交わして前が空く。
フォローのDFが喰いついてきたところに右サイドへ柔らかいパス、走り込んできた大迫がそれを左足できれいに流し込んで駄目押しのゴール!
ゴール裏に向かってくる殊勲の二人に悲鳴のような大歓声!
ホイッスル、動員ゲームを3-0の完勝で終えることが出来た。

勝利の締めはゴール裏で歓喜のカモンロッソダンス!
キャプテン藤本を初めとして選手達がゴール裏に集合と手招きをするとメインスタンド、バックスタンドのサポーター達がゴール裏に集結。ゴール裏は真っ赤に染まって圧巻の様相。
いつもこうなればな・・・いやこうなるようにやっていかないと。
前回エントリーで「勝利を呼び込むことが出来なかった」と書いた。
今回は違う。選手と一緒にみんなで勝利を手繰り寄せた。
そんなみんなと一緒に盛大にカモンロッソダンスを踊りながら、幸せを噛み締めた。

正直、熊本のサポーターをやっていてこれだけ盛り上がったことがあったろうかという程の時間だった。
その場に居る事が出来て幸せだったし、今後も勝利の後はこんな幸せな時間が待っていると思うとワクワクする。
そしてもっと多くのサポーターに味わってもらいたいし、もっと多くのサポーターと共有していきたい。
その為に、これからも精一杯勝利を呼び込む後押しをしていこう!
text by takana/photo by lee





posted by report at 02:03| 試合レポート

2012年08月25日

J2第30節 ザスパ草津(熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)8月22日(水) 19:00キックオフ


勝ち残るチカラを


リベンジを掛けた松本とあえなく分けて迎えるミッドウィークのホーム戦。
相手は草津。
前回のホームで選手達と試合後大いに盛り上がった「カモンロッソ」を今節もと意気込む。

さすがに最初は、人の入りはあまり良くなかったが、徐々に、そして夏休みなだけに子供達が多いように思えた。
いつものスタグルを堪能したり、グッズショップに並ぶ新しい商品をゆっくり物色したりと、贅沢と思える要素があるのがミッドウィーク開催の楽しいところ。

キックオフ間近になるともう既に薄暗く、徐々に日が短くなってきており、だけども蒸し暑さは全く変わってない印象。

試合前、いつにも増してDJコバが煽ってくる。
ゴール裏も士気を上げていく。

試合のほうは立ち上がりから相手に対して積極姿勢。これはここ最近見られた光景。けれど攻撃となるとなかなか行けない状態が続く。
早目のチャントでスピードアップを促すもののシュートを撃たない。
「撃て〜!」との声が響き始めていた時、根占のミドルシュート。GK弾くか?と思われた手前で鋭く落ちて吸い込まれる。先制点ゲット!
非常に大きな得点にスタジアムはみんな立ち上がってタオルを回している。
もうすっかり暗くなった空、KKウイングの照明は眩しく、幻想的な雰囲気だった。

後半に入ると一進一退。
ピンチはあるものの失点はしない、そんな雰囲気は出ていた。
だが、ひょんなことから相手のセットプレイが続き、押し込まれ同点とされる。
ちょっと拍子抜けするような、そんな失点に静まってしまった。
が、まだ同点。もう一度気持ちを張り直す。

終了間際に続いたセットプレイのチャンス、スタジアムで精一杯後押ししたのだが獲れなかった。
前節同様勝ちきれなかった。

勝利の「カモンロッソ」は出来なかった。
多分、自分らに勝利を呼び込むパワーが足りなかったんだ。
日曜は夏休み最後のホームゲーム。
試合中は勝利を呼び込む為「カモンロッソ」を歌い、きっちり勝利して選手達と共に「カモンロッソ」を歌って夏休みの最後に良い思い出作りましょう!

text by takana/photo by lee

posted by report at 15:49| 試合レポート

J2第29節 松本山雅FC(松本平広域公園総合球技場(アルウィン)8月19日(日) 18:00キックオフ

祝福の花火にならず


前節の栃木に快勝したロアッソ熊本は、前回の対戦で0−3という屈辱的敗戦を喫した松本山雅にリベンジをすべく、アルウィンに乗り込んだ。
関東からの弾丸、熊本からの弾丸、今節は200人近いサポーターで後押しした。

松本山雅にはロアッソで戦った選手、熊本出身の選手など、なにかと「熊本」に縁のある選手が多い。渡辺匠を応援していた旗隊のサポーターの方と、久しぶりの再会。
応援するクラブは違えど、こういった出会いがあるのも、またサッカーのいいところ。
到着した頃には、スタジアムにはたくさんの松本サポーターが集結していた。
聞いたところによると、午前3時から並んでるサポーターもいたとか。
いたるところに「最後尾」とかかれたプラカードを掲げるクラブスタッフをみながら、アウェイゲートへと進む。
アウェイゲートでは、ロアッソのタオルマフラー、そして、ロアッソ熊本サポーター歓迎ののぼりが掲出されていた。グッズを購入し、アウェイゲートを彩る工夫は本当に勉強になった。

選手入場と同時に緑の絨毯でスタジアムを囲むような雰囲気。
だけど、威圧感を感じるわけではなく、むしろ、熊本のゴール裏は団結していた。
各々が勝利のために「楽しんで」後押しをする。ほんとうにいい雰囲気で後押しをすることができたのではないだろうか。

試合は両チームとも似たような戦術の展開。
ただ、松本が徹底してカウンターを狙ってくる展開に手を焼く面が多かった。
ただし、熊本も栃木戦のような集中が見て取れました。養父のミドルも後少しというシーンが続く中、サポーターが頭を抱えてしまうようなシュートも多く、「あとすこし!あとすこし!」という声が本当に聞こえてきました。

ハーフタイムには80発の花火が熱い戦いを演出。
この祝福の花火がどちらを祝う花火なのかは後半に委ねられた。

後半も変わらずの展開。
とにかく「ミスをした方がやられる」そういう展開にサポーターも最大限の後押し。
とにかく決めろ!!!決めろ!!!そう願う声がアルウィンの一角にこだました。
相手の特徴を消しながら相手のミスを突く攻撃を試みるも、終わってみれば0−0のスコアレスドロー。

「アウェイでの勝点1」をどう見るのかは、見る立場によって変わるかもしれないが、「勝点2を失ってしまった」と感じたサポーターも少なくなかったのではないだろうか。試合後、南から「次!!!次!!!」と大きな声でサポーターと選手を鼓舞してくれた。
リベンジはならなかったが、次の試合に可能性を感じた試合でもあった。

次は草津。
とにかく欲しいんだ。ホームでの勝点3が。

text by tokiyan
posted by report at 15:34| 試合レポート

2012年08月14日

J2第28節 栃木SC(熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)8月12日(日) 19:00キックオフ


華やかな勝利に踊る


目下4連敗の中迎えるホーム、KKウイング。
夏休み、そしてお盆休み期間中で子供や帰省している風の方達も沢山来ているよう。
曇り空とは言え、相変わらずまとわり付くような暑さ。
この連敗中の暗い雰囲気や暑さを少しでも払拭しよう、楽しんで応援しよう、と企画した「浴衣で応援しようデー」。
艶やかな浴衣姿の方々が沢山で、個人的にそれだけで十分楽しんだという感覚に(笑)
連敗中だろうとこうやって楽しんでホーム感を出していくことも重要だと感じる。
選手だって重苦しい雰囲気の中でやりたくないだろうし。

相手は好調・栃木。
前回はやられている相手。ホームでリベンジを期す。

キックオフと同時にプレスに奔走する前線。
連動した守備というよりとにかく、がむしゃらにボールを追い回している。
奪ってはミスはあるもののチャレンジを怠らず本当に気合が入っていた。

前半15分、根占のシュート性のキック、北嶋が角度を変えたところに武富!
冷静に流し込んで久々の得点は待望の先制点!
サポ仲間と数試合振りに笑顔で交わすハイタッチが本当に嬉しくて、今まで何度も何度も経験している得点だけど「やっぱり楽しい!」と改めて思った。

久々の得点を記録した武富、初アシストを記録した北嶋をはじめとして、全体的に硬さが取れて楽にゲームを運び始める。
だけどハイプレスは引き続き熱く、蹴らせては危ないシーンを全く作らせないまま前半を終えた。

後半に入っても構図は変わらず。
中程、運動量が落ちてきたと見るや前線を2枚代えて前からの守備を継続させ安定を図る。
そんな時間帯にセットプレイから貴重な追加点の奪取に成功。
決めたのは矢野。今季惜しいシーンやミスから失点もあったりしたけど、ここに来て大事な場面で決めてくれた。
目の前での得点にゴール裏も再度大盛り上がり!
そして更に終了間際、落ち着いてクローズする時間帯にロングフィードを高橋が競ってその裏に片山、左足一閃!3点目ゲット!

ここしばらくそれなりに形は作りながらもネットを揺らせなかったモヤモヤを一気に払拭するかのような3得点の大勝劇にスタジアムは歓喜!
メインスタンドもバックスタンドもスタンディングで選手達を讃え、選手達も誇らしげに周回。
そしてゴール裏に挨拶に来たキャプテン藤本から「一緒にカモンロッソをやりましょう!」と提案を受けて選手達と共にカモンロッソの大合唱!
選手達もサポ達もみんな笑顔で楽しそうに踊って、なんとも素晴らしい時間を共有することが出来た。
選手たちから突然の提案で驚いたけど「喜びをみんなで分かち合う」ということを選手たちが考えてくれてたのかと思うとサポーター冥利に尽きるな、と感じた。

次はアウェイで松本。
この絆を持って、リベンジを!

text by takana/photo by lee





posted by report at 23:39| 試合レポート

2012年08月03日

J2第26節 徳島ヴォルティス(熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)7月29日(日)19:00キックオフ


苦しき船出


前節、北嶋秀朗が熊本デビューを果たした試合だったが残念ながら敗戦、目下2連敗。
だが随所に良い攻撃を見せておりやはりその期待は間違っていなかったと思わせた。
その北嶋が熊本デビューということもあって、サポーターはワクワクしつつ初コール。
迎えるは徳島、勝てば順位がひっくり返る相手。
なんとしても勝ちたい。なんとしても連敗を止めたい。

梅雨が明けて暑さも本格化、19時と言えどまだまだ暑い中キックオフ。
序盤は熊本ペース。
攻撃をシュートまで持っていけていた。
けれど決め切れずにいるとパスミスからカウンターを受けて簡単に失点・・・ほとんどやらせていなかっただけに残念な場面だった。

まだ1点、すぐに立て直そうと大きな声でチャントを歌う。
ゴール裏は程よく埋まって、至る所にフラッグが振られており、ちょうど暗くなってきている頃、それらがライトアップされていてそのコントラストがとても華やかだった。

前半のうちにひとまず同点にというところだが、隙を突かれて相手のロングフィードに裏を取られ堪らずPK献上、前半のうちに2点ビハインド。

後半に入ってもなかなか歯車は噛み合わない。
選手を替え、打開を試みるも掛け違えたボタンは戻らない。
PA内のハンドからまたもPKを与えてしまい、こちらは1点も獲れないまま結果0-3の惨敗。

惨敗、そして3連敗。
厳しい結果に下向きがちにもなるが、前半、こちらエンドに決められた2点、もしかしたらサポーターの力で跳ね返せたんじゃないだろうか・・・?
特にPKの時、相手にもっとプレッシャーを与えれなかったろうか・・・?
ここ数試合選手達が素晴らしい雰囲気だと言ってくれていたKKウイングになっていただろうか、と問うと悔しい気持ちになる。
今こそ選手達が前を向けるような、相手選手にプレッシャーを与えるようなサポートを心掛けていこう。
きっと次こそ!

text by takana/photo by lee

posted by report at 01:43| 試合レポート