2013年04月19日

J2 第8節 V・ファーレン長崎戦(長崎県立総合運動公園陸上競技場) 2013年4月14日(日)



V・ファーレン長崎 1 - 0 ロアッソ熊本

爆発した悔しさ


試合終了後の数分間の沈黙。
そして、至る所からあがる怒りの声にブーイング。

8年ぶりの対戦は昨シーズンまでロアッソを指揮した高木長崎が勝利。熊本にとっては忘れられない敗戦となった。

この日駆けつけたサポーターは1000人を超えた。熊本からツアーバス16台、自家用車、公共交通機関を使って。また、関西、関東からもたくさんのサポーターがかけつけ、ここはホームかと言わんばかりの赤、赤、赤。

その勢いはウォームアップから爆発した。ホームのサポーターはもちろん、スタジアムDJの声すら聞こえない、いや、隣の仲間の声もかき消されるくらいに大きな声がスタジアムを包んだ。絶対に負けない。四連続引き分けを無駄にしないために選手とともに戦う。ホームでしかやらないHIKARIを選手とともに分かち合い、ピッチへと送る。おそらくアウェイで一番最高の後押しだったに違いない。

しかし、そんなサポーターの姿とは裏腹に、ピッチを駆け回る選手たちの姿は情けないものだった。軽率なプレー、消極的なパス。これだけの後押しがあるにも関わらずなにを恐れているのか。これまで自分たちがやってきたことが全くだせない。「高木さんがやってくる裏をかく」「高木さんに成長した姿を見せたい」誰が言ったのそんなこと。と言わんばかりのプレーの数々にサポーターもフラストレーションが溜まる。とにかく玉際すべて負ける。相手が10人になっても勢いは上がらない。どうしてしまったのか。俺たちの思いはつたわってないのか。

そして、失点。
肩を落とす選手とは対照的にサポーターは必死だった。一生懸命だった。あきらめなかった。

だから怒った。
共に戦う責任があると選手も口にしているし、もちろんそう思ってる。ピッチとスタンドの温度差にガッカリだった。

だけど、ここまで言ったのだからサポーターにだって責任がある。つぎの愛媛戦、現実から目を背けずに選手と共に戦うということ。次の試合。負けるわけにはいかない。勝利。ほしいのは勝利だけだ。

text by tokiyan/photo by lee

posted by report at 00:50| 試合レポート

2013年04月04日

J2 第6節 カターレ富山戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場(うまかな・よかなスタジアム) 2013年3月31日(日)



ロアッソ熊本 1 - 1 カターレ富山

光を浴びて


結果から言うと、またも勝ち切れなかった。
が、将来へ一筋の光が差したように思える日だった。


序盤の連戦を負けなしで乗り越えホームへ帰還。
状態は徐々に上向いてる気がするが、なかなか勝ち切るまでは至らない。
4月はアウェイロードになる為、この試合に勝利してモヤモヤした感じを払拭し、それに臨みたいところ。

ピンポイントで雨が降るのでは、と思われた天気も何とか持ち、気温もちょうど良くてサッカー日和。
シーズンパスの列は相変わらず長く、でも一般のほうは前のホーム戦のそれとは程遠かったのがさみしいところ。

相手は好調・富山。
豊富な運動量と変則的なフォーメーションに毎度手こずるイメージ。
こちらは東京V戦で得点し、TMでも大爆発した高橋を先発させて迎え討つ。
今日こそ先に点が欲しい。

今節から選手側の提案で試合前に新しい“儀式”をスタート。
手をつなぎ、HIKARIを歌って選手達に魂を預けた。

タオルマフラーを掲げてから回す選手入場も板に付いてきていい感じに。
もっと入ってれば見栄えもいいんだろうけど。
雰囲気の良いスタジアム状態でキックオフ、最初パスが回せている。
割りといい滑り出し、と思いきや6分、左サイドから縦にロングボールで抜け出されてあっさり先制を許す。
時間はまだ十分にあるものの今日も追いかける展開がこうも早く訪れようとは。

得点のニオイは存分にするし、危なげないシーンも作らせない。
決定的な場面も作った。あとは追いついて逆転するだけ。
が、なかなか取れないのがサッカー。繰り返していくしかない。

後半スタートから北嶋を投入し打開を図る。
タメを作れて押上げが出来るようになると、77分、黒木が中央を駆け上がりファビオに預けるとそのまま外から廻り込む。
見計らってスルーパス、スピードに乗った黒木がそのままニアに突き刺して同点!
ようやく決まった得点にスタジアムのボルテージは一気に上昇。黒木のコールは大音量でスタジアム全体に響き渡り、完全に押せ押せムードに移行。
そこからチャンスを創出するも決められずロスタイム、最後のワンプレイになるであろうコーナーキック。
木霊する声援と手拍子に押されて、放ったファビオのヘッドはあわや、というところ、相手のセーブに阻まれた。

追い付けたこと、最後まで押し込めたことはスタジアムの雰囲気が良かったからだと思ってる。
後は、皆で勝ち切るようになること。

前述したように今節から試合前に新たな取り組みを始めた。
選手達がゴール裏に並び肩を組む。サポーターは手を繋ぎHIKARIを歌う。
尊い時間を作ってくれた選手達に感謝したい。と同時にこんな素晴らしい選手達が居るクラブを応援出来ることを誇りに思うし、これからもそういう関係性でありたいと強く。
そして勝利後のカモンロッソのように、もっと沢山の人がゴール裏に人が来て、手を繋ぎ、歌ってくれたらもっともっと伝わるんじゃないかとも。

また新たな熊本スタイルが確立された。
これから将来、良い事、悪い事どんなことが起きようと、バラバラにならないよう肩を組み、手をつないで臨んでいこう!

text by takana/photo by lee


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