2012年10月08日

J2第37節 モンテディオ山形(NDソフトスタジアム山形)10月7日(日) 18:00キックオフ


偶然ではない勝利


まずはじめに、先日の湘南戦で泣き顔さらしてごめんなさい。涙もろくなっている事実はありますが、それだけ苦しい時期が今年はあった、それを乗り越えたうれしさが一気に溢れでたということで、皆さまお許し下さい。笑

さて、台風で延期となった湘南戦から中5日。選手たちは遠征中のトラブルに見まわれながらも、山形入りを果たした。
3連休を利用して熊本から遠征するサポーター、関西から遠征するサポーター、関東から遠征するサポーター、この試合も約50名ほどのサポーターで選手の後押しをした。我々関東組は当日0:30に埼玉、東京を出発。山形には朝6時半に到着。スーパー銭湯や道の駅で時間を潰し、12時にスタジアム入りした。涼しいと言うよりも、肌寒い山形。この気候が試合にどう影響するか。結果として熊本にとっては良かったのかもしれない。

前節でキタジの怪我。ここ2試合連続得点の彼が欠場ということで、一部では心配する声も聞こえてきたが、私はそうは思わなかった。むしろ、これまで出れなかった選手や決めれてなかった選手たちが一気に爆発するのではないか。そう思った。「こういう時こそチームの総合力が問われ、代わりに出た選手が活躍する事で更にチームに勢いをもたらしてくれるんだと思います」(雄太ブログSOUTHより)まさに勢いをもたらした勝利だった。

試合は前半いきなり動いた。
五領から和樹にでた縦パス。相手をうまくかわしてドリブル突破、ルックアップした先にはタケが相手と駆け引きをしながら、スピードを早めたり緩めたりしてゴール前へ駆け上がる。山なりのクロスにタケがうまく頭で合わせて先制ゴール。前半10分の出来事だった。一瞬静まり返ったスタジアムに響き上がった歓声は、ロアッソ熊本側だった。前節の勢いをそのままNDスタジアムで表現している選手たち。選手たちには自信が満ち溢れているように見えた。苦しかった時よりも判断が早く、相手に付け入る隙を与えない。相手がボールを保持しても「もたせている」ような状態に陥らせ、シュートを打たせず、サイドに追い込む。前からのプレッシャーで相手がいやがり、ロングボールを放ったセカンドボールを奪って一気につないでカウンターを仕掛ける。先制しても、この形がいたるところで見られた。

そんな中での前半23分のタケの2ゴール目。ゴール裏はその前の和樹のマイナスへのパスに養父のシュート!というシーンにヒートアップしてて、正直ゴタゴタの中、ゴールが入ったところしか見えなかった。「誰?誰??武富????」そんな声も聞こえつつの前半早い段階での2−0リード!あとから、映像を見返してみたのだが、解説が「いや〜もう完全にノッてしまいましたね。」「ゴールを上げそうなプレーぶり」そう解説してくれているように、ゴール裏から後押ししてても、どこかしら「意地」のようなオーラを感じるプレーぶりだった。キタジがスタメンを張り始めてからはサイドのポジションで若干コンディションを落としているように感じたタケだったが、この日は「俺が熊本のエースだ」と言わんばかりに自信に満ち溢れていた。

このゴールで熊本のゴール裏の声量が2倍、いやそれ以上に。
相手に押し込まれる時間帯になると、声量が上がり始めるいい雰囲気になっていた。6500人と50名ほどの差はある。だけど、苦しい時に声が出る雰囲気ができているアウェイのゴール裏。目指していた姿というか、こういう雰囲気にしたい!と願っていたような雰囲気が前半からできていた。絶対に追加点を奪って勝点を持ち帰る。そう願って後半を迎えた。

後半は若干熊本の運動量が落ちた時間帯はあったものの、最後までハイプレスは続く。
まもっては雄太を筆頭に矢野、廣井がきっちり対応してあいてに付け入る隙を与えない。
終わってみればシュート数が熊本15、山形3の完勝でクラブ史上初の4連勝を手にした。

これまで何度もチャレンジしてきた4連勝の壁。
この日はいとも簡単に乗り越えた気がする。だけど、今その壁をいとも簡単に乗り越えることができるのは、何度も何度も乗り越えようと一生懸命にトレーニングした成果だと思う。苦しい時期を乗り越えたからこそ、今のロアッソがある。そう強く感じる試合だった。

次はクラブ史上初の天皇杯4回戦進出を目指し、現在J1優勝候補のベガルタ仙台と対戦する。相手に不足なし。今のロアッソの勢いがあれば、きっといい結果をもたらしてくれると思う。「初物を食べるときは東を向いて笑う」なんて言葉があるように、試合終了後に、東を向いて笑える水曜日になればいいなと思う。
text by tokiyan/photo by kays

posted by report at 20:35| 試合レポート