2013年05月22日

J2 第15節 栃木SC戦(熊本市水前寺競技場)2013年5月19日(日)



ロアッソ熊本 1 - 4 栃木SC

挑む気持ち


連勝は止まったものの、4戦無敗で迎えるは今季初の水前寺。
そして申し合わせたように降る雨、まるで時が止まったかのようなシチュエーション。
幾度と無く戦ってきた水前寺のスタジアムも今は年に数回程度。
前ホーム戦、うまスタでようやく勝利のカモンロッソを達成出来たので水前寺でも、と意気込む。

こじんまりとしたスタグルは良い匂いが溢れていて活気が感じられる。
スタジアム入り口近くにジュビロサポーターがわざわざ藤田俊哉引退試合に掲出する弾幕を持ってきてくれており、一言メッセージを書き添えた。今節、藤田の背番号28を受け継いだ選手が活躍するんじゃないか、そんな気にもさせられた。

相手は栃木。
今や昇格を争うようなクラブとなっている難敵。
前回の拙攻を払拭し、連勝出来ていた時のような勢いのある攻守を展開出来るかが鍵。
程よく埋まったゴール裏、サポーターのテンションも上々だった。

小雨の中キックオフ。
序盤は五分だったものの次第にバランスは傾いていく。
前節は見逃してくれていたような細かなミスは相手のボールとなり、また出足が遅いことが響いてなかなか奪い返せない。
素早く力強い攻撃に中、外、中と揺さぶられ、熊本の陣形は崩されシュートまで持っていかれる。
あわやの場面が続くが寸でのところで踏ん張っていた。

セットプレイでは惜しい場面はあったものの、流れは掴めない。
折角踏ん張ったんだからここで流れを引き寄せて、というところ鮮やかに崩されて失点してしまう。
相手は先制出来たことで緩めたのか、こちらのスイッチが入ったのか、ようやくパスをつなげれるようになるが、フィニッシュまではなかなかいけないまま前半終了、なんとも厳しい45分だった。

後半スタートから藤本を投入し打開を図る。
が、すぐに痛い痛い失点・・・
サポーターは何も無かったかのように応援を続ける。

競り合い勝負にもっていかれ、体格で劣る熊本はなかなか思うようにゲームをコントロール出来ない中、ファビオ、怪我明けの藏川を投入。早めに動いてとりあえず1点をというメッセージがベンチから送られる。
こんな時はセットプレイで何とか1本欲しいゲームなのだが逆にやられた。
セットプレイから決定的な失点、更に崩されてもう1失点の計4失点・・・水前寺はさすがに静まり返ってしまった。

ゲームは終わっていない、こんなゲームでも得るものがあるはずだ。
それはサポーターとて同じ。声を出すのを止める訳にはいかなし、跳ぶのを止める訳にもいかない。
後半ロスタイム、セットプレイの流れから矢野の折り返しを吉井が押し込んで1点返した。
差はあるけれど、ドッ沸くスタジアム、ゴール裏。
そしてそのままホイッスルを聞くことに。

ゴール裏に来る選手たちの顔を間近で見れるのも水前寺ならでは。
選手たちの悔しそうな顔を焼き付けて、また一緒に戦うと心に誓う。
最後一矢報えたこと、濡れた重い大旗が何度もはためいた唯一のシーンは必ず意味があると思うし、「次当たるときは!」という気概を持たせてくれた。
やられたシーン、報いたシーン、何ともいえない雰囲気の水前寺を心に刻み、今後の強さにしていかねば思う。
次節も難敵だが、戦う姿勢を最初から出していけばきっと結果はついてくる。
チャレンジャーとして戦っていこう。

text by takana/photo by lee

posted by report at 16:38| 試合レポート